作品紹介
1,300年の歳月を経た祈りの塔、薬師寺は奈良県にあり、人々に愛されながら歴史的建造物となっています。
しかし老朽化が進み全面解体工事をすることになり、その時、一人のカリスマ棟梁に一切を委ねる方向に決まりました。が、直後に棟梁は帰らぬ人となってしまいました。
人生とは無常なもの。その後、選りすぐった優秀な匠により、苦悩と機転そして使命感あふれる職人と共に、命を削られるように作業が続けられました。
心柱の虫食いも古木も無駄なく丁寧に…・。ついに、人の叡智の結晶が結実し、復元工事完了となりました。
この素晴らしい話を、私は作品とし、第56回上尾市美術展覧会に出品致いたしましたので改めてご紹介いたします。
赤熊玉蓉
旅
老松